【緊張との戦い】私のパニック障害を振り返る 

昔わたしはパニック障害に悩まされていた。

 

今ではほぼ克服し、生活することができている。

 

(関与してると思われる、問題は存在するのだが詳しくはいつか)

 

ということで私のパニック障害の経過、克服までを書いていきたいと思う。

 

 

同じ症状で苦しむ人の助けになればと思います。

 

中パニック症状は始まったのは中学生時代からです。

 

当時の私は人前にでることを好む人間で学級代表をやって集会で

 

みんなの前で話すことも余裕でやりのけていた。

 

緊張とは無縁だったともいえる。

 

当時、私はアーティストを夢見る少年であったのだが、

 

大勢の前でライブするプレッシャーはこんなものではないはずと思い、

 

妄想でステージに立ち、できるだけ自分に緊張をするように

 

イメージをしていたのである。

 

今思えばこれがよくなかったと思う。

 

そしてきっかけは陸上競技会です。

 

私はリレーの補欠だったのですが(タイム的には実はメンバーだったのですが)

 

急遽メンバーの体調不良ででることになりました。

 

その時に緊張でトイレで吐きました。

 

リレーはなんとかやりきりクラスは一位をとったのですが、

 

緊張で吐いたのはこのことが初めてでその後は記憶の限りないのですが、

 

この経験が私を縛る鎖のような呪いのようなものになっていったように思います。

 

中学3年の後半ぐらいから緊張するようなことがあると

 

めまいや吐き気などの体調不良が起きるようになりました。

 

学年集会の発表も体調が悪くなりいけなくなりました。

 

自由に行動ができない体育館で集まる集会や合唱コンクールなどの際

 

などでも体調不良が続くようになりました。

 

しかしそれが終わると嘘のように不調はなくなりました。

 

私はかなり明るい性格で目立つ存在でもあったのですが、

 

私が緊張で体調が悪くなると知っている人は誰もいなかったと思います。

 

保健室には何度かお世話になりましたが。

 

高校へ入学すると不思議とその症状はなくなりました。

 

高校入試も緊張して具合が悪くなったりなどしていません。

 

どうして改善されたかはわかりませんが、

 

高2の頃からまた体調が悪くなることが増えたと記憶しています。

 

夏は自転車登校でしたが、冬は雪のためバス通学。

 

このバスがすごく嫌でした。

 

トイレに行くことのできない隔離された空間にいることが

 

非常に苦痛でバスに乗ると吐き気、めまい、出るわけではないのにものすごい尿意

 

に襲われました。

 

具合が悪かったのでなるべくバス内では人と話さず吐き気と尿意と戦っていました。

 

その体調不良も波があるようで高3ぐらいの時にはあまり症状がなかったはずです。

 

なので高校時代もそのような体調不良があったことを知る人はいないと思います。

 

大学入試も推薦で面接だったのですが、緊張した記憶はありません。

 

その時はうまくストレスに対処できたのでしょう。

 

パニック発作のピークを迎えるのは大学に入ってからです。

 

入学当初は体調不良はありません。

 

ヨサコイサークルに入りお祭りで人前で披露することもなんなくやっていました。

 

そんな中、大学一年後半ぐらいからまた症状がでるようになりました。

 

尿意の症状はなくなったのですが、めまいと吐き気はかなり辛く

 

動悸が激しく、寒気と暑さが同時に身体に感じ

 

壊れて死んでしまうと思うぐらいでした。

 

この時の症状がでるきっかけは緊張ではなく、

 

人がいる所で症状がでて吐いてしまったらどうしようなどといういわゆる

 

予期不安というものによるものです。

 

(その時は予期不安という言葉は知りませんでした。

 

予期不安とは症状がでる不安から症状がでるというものです。)

 

体調が悪く大学にもいけず、家でもずっと寝ていて

 

それでも具合が悪い状態でした。

 

この時に初めてこの症状で病院にいきます。

 

医師からは精神からくるもので負けちゃだめだと激励されたと記憶しています。

 

そこではパニック障害と診断されませんでした。

 

その後少し体調が戻り、大学へまた通えるようになりました。

 

それほど長い期間休んだわけではありません。

 

私は看護大学に行っていたので、講義で様々な医療知識を学ぶのですが、

 

そこで初めてパニック障害というものを知りました。

 

パニック障害の症状がものすごく自分に当てはまり、

 

そこでようやく自分がパニック障害だと自覚しました。

 

なので私は厳密には医師からパニック障害だと診断はされていません。

 

しかし間違いなくパニック障害だったと思っています。

 

 そこからは私は友人たちに自分がパニック障害だということを言うようになった。

 

いつも明るく冗談をいっているふざけた人間だったので

 

おそらくほとんどは半信半疑。ほとんど信じていなかっただろう。

 

それでも私は周りの友達が自分がパニック障害だということを知っている

 

ということでいつでも症状がでたら言えるということはとても安心感を持てた。

 

極少数ではあったがきちんと理解してくれていた者もいて、

 

(私がそう思ってるだけだと思うが)

 

それにより症状がでても大丈夫だと思うことができた。

 

それにより予期不安はほとんどなくなり、

 

自然と症状もでなくなり、

 

今ではまったくパニック発作もでることがなく日々を過ごせている。

 

元々自立神経が弱いというのもあり、

 

その後も自立神経失調のような体調不良が出る日もあるが、

 

長く続くことはなく社会人になり過ごすことができているのである。

 

前述したが正確にいうと自律神経の問題はまだ継続中ではあるが、

 

今回は私がパニック障害を克服するまでの話しとして

 

これで終わりにしようと思う。

 

パニック障害で悩む人へ少しでも助けになればと願う。

 

 

ぬけだすProdaction